Kia ora! うちだいずみです。
毎年の夏の楽しみ、トマト。今年、我が家は10種類のトマトを作っているんですが、特に好調なのが、大型トマト。ダニーデンは気温が低めで、特に今年は雨も多いので、熟すまでに時間はかかっていますが、ようやく完熟してきました!
そこで、今回は、ガーデナーのお楽しみ・トマトの味を最大限に引き出した、トマトだけのパスタを作りました。
こ、これが・・・悶絶するほど美味しかったんです!
目次
今回使った3種の「贅沢」トマトとは?
今回使ったのは、3種類のトマトです。色が違うのがお分かりでしょうか?
ブラック・クリム
右側の黒っぽいのは、ブラック・クリム。黒海沿岸クリミア地方原産のエアルーム種で、熟しても上半分が黒っぽく、下の方だけが赤くなります。
こういう品種は「黒トマト」とも呼ばれていて、植物が紫外線など有害な光から実を守るために蓄えた天然色素「アントシアニン」が特に多いのです!
アントシアニンは、抗酸化作用や視力改善、メタボ予防などにも良いと言われていますから、黒いのは、実はヘルシー要素が高いということになるんです。嬉しい。
このトマトは、酸味と旨味のバランスがとても取れていて、ちょっと塩味も感じられ、生でもすっごく美味しいです。カクテルのブラディーマリーにもぴったりだそうですよ。
ブランディーワイン・ピンク
写真左下の、ちょっとピンクがかったトマトが、ブランディーワイン・ピンクです。
これは「世界で最も美味しいトマト」とも呼ばれているエアルーム(伝統種)トマトで、現在のエアルーム・ブームを引き起こす源になったと言われているのです。
今回使ったのは小さめですが、大きなものは500gにもなります。
美味しいけれども、成長が遅い。そしてボコボコした形で、皮が薄く割れやすいので、店先にはまず出てきません。庭を持っている人だけが楽しめる・・・と言う贅沢品と言えるかもしれませんね。
種やゼリー部分が少なく、スライスしてトマトステーキにすると、最高です!
ビーフステーキ
ビーフステーキは、名前から想像できるように、大型のトマトです。いろいろな品種がこう呼ばれていて、上記のブランディーワインもビーフステーキの一種です。
種やジェリー部分が少なく、大きいので、サンドイッチやバーガースライス用にぴったりと言われています。
へた近辺の中心部分に白っぽい部分がなく、スライスすると「ビーフステーキ」みたいに全面が赤い、というところから、こう名付けられたそうですよ。
下の写真では、上がブラック・クリム、右がビーフステーキ、左がブランディーワイン・ピンクです。ちょっとずつ違って面白いです!
日本でも、これらのトマトの種を売っているところはあるようです。良かったら挑戦してみてくださいね!
さあ、この3種類の完熟生トマト。せっかく美味しいトマトなので、これだけでパスタを作りましょう。
完熟生トマトだけのパスタ・・・悶絶しました
材料
トマトの味を生かすのが目的。なので、パスタを細めにして、味がよく絡むようにしたのが、唯一工夫したところです(笑)
簡単です!
(2名分) トマト 500gほどパスタ 200g(茹で時間2分、極細パスタを使いました) オリーブオイル 大さじ3 ハーブ ひとつまみ にんにく 1片 塩・こしょう お好みで |
作り方
1)冷たいフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、火をつけてニンニクが香ってくるまで炒める(ニンニクが焦げて苦味が出るのを避けるため)。
2)ザク切りにしたトマトを投入(スライスしたトマトを飾り用に取っておきました)。
3)煮ていく(いろいろな色が際立ってくる・・・)。
4)さらに煮ていく(15分くらい)。この辺りで、パスタ用のお湯を沸かしておきます。
3)ハーブをひとつまみ入れる(今回は、庭のマージョラムを入れましたが、バジル、オレガノ、タイムなど、お好みで)。わざわざ動画にしてみました・・・(笑)
4)この辺で、パスタを茹でます。今回使ったエンジェル・ヘアというパスタは、2分くらいでゆだってしまうので、タイミングはここでした。でも、他のパスタを使う場合には、その茹で上がりが、ソースの出来上がりと同じくらいになるように調整してくださいね!
4)パスタを絡め、スライスした生トマトを飾って出来上がり! 塩こしょうはしなくても美味しいのですが、テーブルに置いて、お好みで。
サラダも添えて、出来上がり!
「これがソースの元なんだなあ」と、生トマトも1切れずつ楽しみました。
美味い! 肉食家族も文句出ませんでした
我が家は夫も娘も肉大好きな家族なんですが、このトマトの旨味がぎゅっと濃縮されたパスタには、全く文句が出ませんでした。
ガーデナー冥利に尽きる晩御飯になりました。
いや、庭をしてなくても、生トマトをじっくり煮れば、美味しいです! みなさんもぜひ試して見てくださいね。
それではまた! Ka kite ano!(See you again!)
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