ニュージーランドでもレアなんです。自動◯◯◯ヒツジが隣の家に来た!

ニュージーランドといえば、ヒツジ。

はじめてニュージーランドにきた時、飛行機がだんだん地上に近づいてきたら、ゴマみたいなものが見えました。何? 

これ、ざくっと言うと、白ゴマはヒツジ、黒ゴマはウシ、だったんです。今も機内で「ゴマいた、ゴマいた」とひとりで喜んでます。

もちろん、ヒツジにもウシにも、いろいろな種類はいるんですけどね。今回は、その中から特別な羊のお話です

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ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 46/1000

Kia Ora! うちだいずみです。

ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ、46個目の今回は、ニュージーランドのレアもの、自動◯◯◯ヒツジ(丸に入れる文字を探してみてね)のお話です。

先日のこと、私はベランダから隣の家のヒツジを見て、思わず目を瞠りました。

毛がずるずるっと剥けていて、肌が露出しているヒツジがいる。それも1頭だけじゃなく、何頭も!

この子たち、伝染病にかかったんじゃないの!?

かゆそうに頭を掻いてるよ?

 

赤むけちゃって、これはどうみても皮膚病じゃないの? かなり大きくなった子羊が、それでもおっぱい飲もうとしてる。病気が感染るんじゃないの?

普通だったら、12月は毛刈りの季節。隣の家は、毎年7〜8頭のヒツジを飼っていて、この時期に「毛刈り職人」(シアラー shearer と言います)を呼んでいるところ。

ところが、このヒツジたちは、一部〜半分くらいが変な形に剥けていて、しかもその毛を引きずりながら歩いている! いやあ、いくらなんでも、毛刈りに失敗したとは思えない惨状。

そこで、夫に言いました。

「このヒツジ、病気なんじゃないの? 大丈夫かな?」

夫からの意外な答え:ヒツジの中にはxxxxなものがいる!

すると、意外な答えが戻ってきたのです!

「ああ、きっと、自然に毛が落ちるタイプなんじゃないの?」

 

えええ! つまり、自動「毛刈り」ヒツジです(タイトルの答え、分かったかな?)! 季節になると、自然に毛が落ちるから、毛刈りをする必要がないんですって。

そんなヒツジが存在するとは。

確かに、言われてみると、草地の上に一面、落ちたと思われる毛が散らばっています。

うちのお隣さん、毛刈りが面倒になったのかなあ。今年のはじめ、今までにいたヒツジを全部売って、新しいヒツジにしたことは気づいていたんですが、まさか自動毛刈りのヒツジにしたとは、今まで知りませんでした。

自動毛刈りによる「ファッション」はいかが?

よくよく見たら、毛が落ちきる前は、かなり悲惨な/笑える感じだけど、落ちきるとすっきりキレイな感じになってる! じっくり見直してみました。

ヒツジの皮をかぶったライオン・・・の真似をするヒツジ。

 

ジロジロみてたら、なんか文句あんの、というようにガンをつけられちゃったし。

自動毛刈りヒツジ、その歴史は山あり谷ありだった。

 

自然に毛が落ちる、っていうのは、英語では Self-shedding あるいは Self-Shearingと言うそうなので、さっそくググってみました。

そうしたら、ニュージーランドには、2種類の自動毛刈りヒツジがいることが判明。

1つはWiltshire Horn(ウィルトシャー・ホーン)という、イギリス南部ウィルトシャー近辺にもともといた種。18世紀まではよく見かける種のひとつだったけれども、羊毛の値段が高騰したために人気が急落。20世紀の初めには絶滅しそうだったというヘリテージ種(伝統的な種)です。

今はまた、繁殖力が高い(双子が多い)上に、毛刈りの必要がないということで、人気が少しずつ回復してきているんだそうです。

もう1つはDorper(ドーパー)という、サウスアフリカで生まれた種。乾燥した環境に適した、世話の楽な食肉種を作ろうと、20世紀初頭にサウスアフリカ農業省が開発したのだそうです。頭の黒いものと、白いもの、2種類いて、2年間で3回繁殖できる、こちらも生産性の高いヒツジだそうです。

うちのお隣さんのはどちらかな、と思ったんですが、私の見立てでは、ウィルトシャー・ホーン。それは、足に羊毛がない、顔が長くて羊毛が生えてなくてでかい(あんまり可愛くない・・・ごめん)、オスに小さいけどツノが生えている、という理由からです。これがそのオス。ちっこいホーン。まだ若いのかも。

その後、お隣さんにあったので、確認したら、「そうよ、ウィルトシャー・ホーンよ。今年初めて、試してみたの」ということでした。当たった!

最初はびっくりしちゃったけど、ニュージーランドのヒツジの新しい側面を知ることができて、楽しかったです。悲惨な病気じゃなくて、よかったね!

今日もお読みいただいてありがとうございました。

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コメント

    • サラン
    • 2019年 1月 25日

    へえ~!羊にもいろいろな種類があるんですね。
    自動で毛が抜ける羊 羊農家にとっては 毛刈り作業がなくなって楽なんだろうなあと思いながらも 別な疑問が!
    自然に気が抜けてしまったら それをひろって集めるのが大変ではないのでしょうか?
    いつも農園の中を動き回っているだろうけれど いたるところに落ちて それを集めたりするのも別な大変さがあるのではないかと思いました。
    それに 羊の目は ヤギと同じで長方形なんですね。

    • izumi
      • izumi
      • 2019年 1月 25日

      サランさん、

      落ちた毛は、使えないので、拾ったりしないんですよ。そのうちに飛んでいったんじゃないかな。いつの間にか無くなってました・・・。

      ヒツジの目! そうなんですよね、横長なんです。細かいところに気づかれましたねー!  すごい(^^)   ちょっと可愛くない(笑)

    • ノエル
    • 2019年 1月 25日

    おそらく知らないで見たら、ああかわいそうに。。と思ってしまいそうですが、こんな種類があるんですね。
    自撮りならぬ自刈り!羊って好きです。目つきは悪くても(笑)可愛いですよねー。
    私もいつか飼ってみたいです^^

    • izumi
      • izumi
      • 2019年 1月 26日

      かなりみじめな見た目だったんで、大丈夫か!と思いましたが、こういうのがいるそうですよー。
      イギリスにもいるかな? 探してみてくださいね! 

      目つき、悪いですよね(笑)  もうちょっと可愛い羊もいるけど、この子たちは、顔が長くてつるんとしてるからか、あまり可愛くないんですよ(←)
      人間の勝手な評価ですが(笑)

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