- ニュージーランドに住んでいて、とっても嬉しいのは、動物が身近にいること。特に、馬とか羊とかヤギとか、大型の動物をペットにしている友達もたくさんいます。
そうした動物の中で、日本ではなかなか見られないけどニュージーランドでは普通なのが、実はロバなんです。
<!–more–>
目次
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 4/1000
Kia Ora! うちだいずみです。
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ、4個目の今回はロバに会いに行きます!
ニュージーランドに来て、よくロバを見かけるようになりました。うちの近所にもいるし、ロバを飼っている友人も3人くらいいます。
ロバは馬とはまた違う可愛さがあるし、人懐こいので、会うのが楽しいんです。
友人のひとりが「うちの子を見に来て〜♡」と誘ってくれたので、遊びに行きました!
ロバから会いに来てくれた! 来てくれたら○○します。
ダニーデン市内の友人宅は、ライフスタイル・ブロックというちょっとした農場や森のある広いところ。数ヘクタールはあると思います。
その中で、ロバがいるという丘を登っていくと・・・
あ、来た、来た。人の気配で、向こうから会いに来てくれるんですね!
犬も一緒だったけど、全然気にすることもありません。
しかも、撫で撫でしてもらいたいんだ! 可愛い〜!
そして、ここで飼い主さんが、ロバちゃんに○○しました! それは・・・
・
・
・
キス♡
ロバの頭の毛の生えていないところは、すべすべで、とっても柔らかいんです。
ここにキスしてあげると、喜ぶんだそうですよ!
私も真似して、キスしました( ´艸`)
ちょっとドキドキしたけど、お友達になりたいという気持ちが伝わったと思います!
毎日のスキンシップは、ブラシがけ
それから「ブラシかけ」をお手伝いすることになり、馬屋ならぬロバ屋に向かうため、林を通って移動しました。
ロバは、「頑固者で、なかなか言うことを聞かない」ということで知られていますが、この子たちはとっても素直についてきてくれました。
なんでも生まれてからまだ9か月目の子ロバ(男の子)なのだそうです。
子どもの頃から愛情をいっぱい受けてきたから、人にもこんなに慣れてるんですね。
ブラシかけをしてもらうのも、大好き。飼い主さんとロバの、毎日のスキンシップです。
実は、ブラシかけが終わって片付けたら、自分でブラシを取りに行って、「もっとやってくれ」と催促されました(笑)
こんな子に甘えられたら、嫌とは言えないです。結局30分くらい、ブラシかけをしてあげました。
馬とロバ、どこが違うか分かりますか?
ところで、ロバと馬の違い、分かりますか?
馬よりも小さいのがロバ、と思う方もいるかもしれませんが、馬にもミニチュアがいるし、ロバにも大きい種類(スペイン・カタロニア地方のロバなど)がいるので、大きさだけでは分かりません。
正解は、こちら ↓
ロバは、30年以上生きる長生きの動物。そのため、飼い主が途中で飼えなくなってしまうこともしばしば。
ニュージーランドにはロバ&ラバ(雄のロバと雌のウマの間に生まれた子)保護基金という非営利団体があって、そういうロバに新しいおうちを探す手伝いをしてくれます。
実は、この子ロバちゃんのお父さんも、基金が保護して、もらわれてきたロバだったそうです。
また、農林水産省は動物福祉にも力を入れていて、「ウマやロバの飼育規定」(Horses and Donkeys Code of Welfare)というのを定めていて、それに違反すると罰金、あるいは逮捕されることもありえます。
こんなふうに、国や非営利団体が、動物たちの暮らしをちゃんと考えてくれて、飼い主に厳しくルールを守らせているところ、ニュージーランドはいいなあ、と思います。
日本では希少! 日本にいるロバの数、知っていますか?
ニュージーランドでは、ロバはよくその辺で見られます。私の家の近所にもいますし、家で買っているという友人も3人くらいいます。
では、日本にはどのくらいの数のロバがいるか、ご存知でしょうか?
なんと・・・
・
・
・
たった200頭くらいなんですって!!!!
希少なんですね! ちょっとびっくり。
Wikipaediaによると、ロバはかなり早くから知られる存在ではあったそうです。
日本最古の歴史書である日本書記にすでに登場していて、599年に百済から「ラクダ、羊、キジ」とともに「ウサギウマ」が贈られた、という”馬や牛と異なり、日本では家畜としては全く普及せず、何故普及しなかったのかは原因がわかっていない。日本畜産史の謎とまでいわれることがある” のだそうです。
本当、不思議ですよね。
それにしても、ウサギウマって・・・ ロバの特徴である大きな耳のことを、端的に表していて、可愛い名前ですね!
ロバちゃんの友達は、セラピストうさぎ。
おまけ。
友人宅には、ウサギウマのお友達の、本当のうさぎもいました。その名もバンバン・レ・ホップちゃん!
この友人は、女子高校生のカウンセラーをしている優しい方なのですが、このバンバン・レ・ホップちゃん、なんと、彼女のお仕事のパートナーなんです。
どういうお仕事をするかというと、女の子がが泣いていると、自らその膝に飛び乗って慰めてくれるというセラピストうさぎなんですって! その仕事ぶりが有名になって、新聞にも出たほどなんです。
バンバン・レ・ホップちゃんは、すぐに近寄ってくるし、抱っこするとじぃっとしているし、足の裏まで信じられないくらいふわふわだし、草をもらうと喜んで食べてくれるし・・・
ロバちゃんとうさぎちゃんに、すっかり癒された1日でした。
この記事へのコメントはありません。