ニュージーランドに来てから、ずいぶんケーキを焼くようになりました。最初は、友人宅でお手製のケーキを出されると「わあ、すごい! 自宅で焼けるんですか!」と感激してたんですが、友人たちによると「ケーキは早いし簡単よ」ということ。
私のところには、「ぐるぐるっと混ぜて、オーブンにぽん!」というレシピが集まってきました。
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 5/1000
Kia Ora! うちだいずみです。
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ、5個目の今回は、ルバーブを使ったケーキをご紹介します。
ルバーブってご存知でしょうか?
この↓、赤い茎みたいなもので、和名はショクヨウダイオウ。そのままだと酸っぱくて渋くて硬くて、とても食べられません。
でも、煮るとすぐに柔らかくなるし、その酸味が独特の味になるので、デザート用に砂糖などと一緒に調理するのが一般的です。
ニュージーランドでは、「ルバーブとシルバービート(ほうれん草の仲間)があれば飢えることはない」と言われるほど、庭の定番です。
うちにも元気良く生えています♡
ルバーブも、シルバービートも、育てるのが簡単で、量も豊富に採れ、栄養満点なので、どこの庭にもあるということになるのです。
もちろん、スーパーにも売ってます(ひと束300円くらい?)
もっとも私は、どちらも見たことも聞いたことがなかったので、ニュージーランドに来てから6〜7年はスーパーでも横目で見ながらスルーでしたけどね。もったいなかった💦
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このケーキは、作り始めてから出来上がりまで1時間半あれば大丈夫で、8人分くらいは楽にでき、しかも失敗したことがないレシピです。
しかも、材料を変えても(果物をルバーブの代わりにプラム、青リンゴ、ラズベリーなどにする、小麦粉を全粒にする、米粉などを混ぜる、砂糖をブラウンシュガーにする、白砂糖にする、オイルをオリーブオイル、ライスブラン、サラダ油、ココナツオイルにするなど)、手順に気を使わなくても、ぐるぐる混ぜていけば、ちゃんとしっとり美味しく焼ける、万能レシピです。
急なお客さんの時にはぴったり!
では早速、作っていきましょう。
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ルバーブヨーグルトケーキ(8人〜10人分)
注:大量にできます。うちはたくさん作って、残ったら冷凍にしておきますが、その場で食べきる分量にしたい場合は、半分量にしてください。
【材料】(1カップ=200cc)
ルバーブ 2〜3センチにカットしたものを4カップ
シナモン 大さじ1(+お好みで)
ヨーグルト 250cc
砂糖 200g +大さじ2
卵 2個
オイル 大さじ2
小麦粉 2カップ半
ベーキングソーダ 小さじ1
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 小さじ1/2
【作り方】
1)ルバーブを水でさっと洗い、茶色く傷んだところだけを削いで、あとは皮ごと2〜3センチにカットする。
2)シナモン大さじ1、砂糖大さじ2をルバーブに和え、軽く油(分量外)を敷いたオーブン角皿に入れておく。
3)小麦粉2カップ半、ベーキングソーダ小さじ1、ベーキングパウダー小さじ1、塩小さじ1/2を、ボウルに入れて混ぜる。
4)別のボウルに、ヨーグルト250cc、砂糖200g、卵2個、オイル大さじ2を入れて混ぜる。
5)3と4を混ぜる。
こんな感じに、種がスプーンからゆっくり落ちる程度の固さになります。
6)ルバーブの入った角皿に種を入れて、混ぜる。
7)上にお好みでシナモンを振る。
8)180度に熱したオーブンで30〜40分焼き、竹串をさしてみて種がくっついてこなければ出来上がり。
9)ヨーグルトや生クリームを添えて出来上がり!
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私の愛読しているニュージーランドの園芸誌 “New Zealand Gardener” によると、ルバーブは、育てやすいし、病気にも害虫にも強いにも関わらず、ニュージーランドの園芸愛好者からもっとも文句を言われやすい植物なのだそうです。
どんな文句かというと、ルバーブの茎が真っ赤じゃないこと。
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なるほど。うちのルバーブも、上の写真を見ていただくと分かる通り、赤いところは半分くらい。
これは、「種で増やす」ことによって、自然に赤くなったり、緑っぽくなったり、様々なバラエティが出てくるからなのだそうです。
本当に真っ赤なルバーブが欲しかったら、たまたま真っ赤になったルバーブから株分けをしていけば、親株と同じ赤いルバーブができるそうです。でもそれだと時間がかかって育苗業者が儲からないので、種で作ったルバーブが普及しているのだとか。
確かに、ルバーブの一番の魅力は、そのルビーのような鮮やかな赤ですが・・・
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ま、でも、味は変わらないから、うちはこれでいいことにします!
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