ニュージーランドでジムニー・デビューしました! 欧州仕様とは? 初乗りの正直な感想も

2018年発表以来、ずっと大人気で、現在も納車まで9ヶ月待ちと言われているスズキのJimny。我が家にも、9ヶ月目にしてようやくやってきました!

ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 80/1000

Kia Ora!  うちだいずみです。ようやく納車したジムニー。ご存知と思いますが、ジムニーはコアで濃いファンが沢山いて、特にジムニー乗りの女性は「ジムニー女子」と呼ばれています。私も今回、ジムニー女子の仲間入り!

私はこれまで、車は「道具」として扱ってきたのですが、今回はちょっと違い、すでに乗る前からラブラブな「愛車」。私がなぜジムニーを選んだのか、そして初乗り感想もお話しますね!

私のこれまでの自動車歴

ニュージーランドで暮らし、写真を撮りに行ったり、アウトドア生活をする上で、大事なのが「車」。私はここ20年以上、どこにでも行くことができるようにと、「とにかく四駆!」を選んで乗りつづけてきました。

私が生涯で初めて買った車は、ワーホリのバックパッカー旅中に手に入れたフォード社のコルティナ。これは四駆ではなく「同じ宿にいた人が750ドルで売ってた」という理由だけで買いました。2年ほどであちこち壊れてしまい、レッカーに。

Wiki Commons

 

2台目はスバルのレオーネ。好きだったんですが、80年代のスバル車のペイントワークは質が悪いことで有名だったらしく、サビがどんどん出てきてしまい、車検に通らなくなってきたので、トレードすることに。こちらがほぼ同じ形です。

 

3台目はトヨタのカリブ。この車は「四駆」「荷物が沢山入る」「スタイリッシュ」「赤い」(←)ということで、大好きな車でした。1999年に買ったのですが、これ以来「もう生涯カリブに乗ろう」と決めていたくらいです。

 

この赤カリブは壊れるまで乗ろうと思っていたのですが、夫が「もう新しくしないと、これからお金がかかるばかりだ。いい車を見つけたからこれにしたら」と強く勧めてきたために、説得されてトレードイン。やってきた4台目もトヨタのカリブで、どこでも行けるし、5人乗れるし、荷物もたっぷりで使いやすいんですが、「色が白い(つまらない)」「ハッチバックの形状が丸くなってしまい、凡庸になった」というデザイン的なところから好きになれず

 

好きじゃないとはいえ、いい車なんです。が、この白カリブも走行距離が20万キロに近づき、「今後はメンテナンスにお金がかかり、パフォーマンスは落ちる一方」という状況に。しかし、トヨタが2002年にカリブの生産を中止しており、「一生カリブ」というわけに行かなくなりました。そこで、一昨年あたりから、次の車を探しはじめました。

「四駆」であり、辺鄙な場所にも安心して行ける(300キロ以上一気に走れる)ことが私の条件だったので、予算と車種的に、EVはなしに(今はだいぶ選択肢も増えてきましたね・)。

候補に考えていたのが、トヨタのRAV4と日産のエクストレイル。どちらも良い車なんですが、ディーラーで乗せてもらって思ったのは、「大きすぎる!」ということ。これまでステーションワゴンばっかりだったし、特にRAV4は、最初小さいSUVだったのに、どんどん「怖くて偉そうな顔の車」になっているのが好きになれませんでした。

私がジムニーを選んだ理由

そんな時に、「この車は可愛いから、君が好きそうだよ」と夫が見せてくれたのが、この新型ジムニー。・・・・もちろん、好きですとも!

今の車と比べると、

❌乗れる人数はぎりぎり4人
❌荷物が少ししか入らない
❌サスペンションが硬くて、乗り心地が悪い

しかしです。

⭕️四駆
⭕️1回の給油で350kmくらい走れる
⭕️エンジンが小さい
⭕️中古価格が高いので、大事に乗れば値持ちがする。
⭕️可愛い❤️

前回の白カリブで後悔し、今度は絶対に「好きになれる車」を買おうと思っていたので、ほぼ即、購入を決めたのです。

ニュージーランドのジムニー、グレードの選択肢は?

ニュージーランドで購入できる新型ジムニーは、基本以下の3種類です。

 

日本だったら、ジムニー(600cc)はXG、XL、XCの3グレードがあり、シエラ(1500cc)はJLとJCの2種類がある、というのですが、ニュージーランドのジムニーは全て欧州使用・シエラのみで、600cc軽自動車は入って来ていません。

Jimny JX Manualは、シエラという名称はないですが、エンジンが1500ccなのです。

ですので、ニュージーランドで入手できるジムニーは、ざっくり言ってこうなるかと思います。

Jimny JX Manual → 日本でいうジムニーシエラのJL Manualに近い。

Jimny Sierra Manual → 日本でいうジムにーシエラJC Manualに近い。

Jimny Sierra Auto → 日本でいうジムニーシエラJC Autoに近い。

近い、というのは、細かい点で異なったところがあるからです。例えば、私は Jimny Sierra Auto(オートマはこれ一択なので)を購入したのですが、日本のシエラJL/JCグレード両方についている「キーレスプッシュスタートシステム」(ドアのところのボタンを押すとキーを使わなくても開く)がついていないのです。

では、JX ManualとSierra Manualの違いはどこかというと、大きくはインフォテイメントとインテリアの違いで、基本性能に変わりはありません。

いずれにしても、購入を考えている方は、細かくスペックを比較すると良いと思います。比較はNZ Suzukiサイトでできます。

また、Shierra でのみ、ルーフカラーを変えるツートンカラーを選択できます。

では、私が何を選んだかというと、Jimny Sierra Auto の Two Toneです。これまで、ずっとマニュアルに乗っていたのですが、実際には街乗りのほうが多いので、「今後は楽に運転に集中できるオートマにしよう」と決めました。

色はシフォンアイボリーメタリック x ブラックルーフ。私は渋目の赤い車が好きなんですが(赤カリブのような)、そういう選択肢はなかったので、ちょっと大人の色目を選びました。

日本で新天皇が即位した2019年5月。「新しい時代で区切りもいいし!」と注文(←)。以来、9ヶ月待って、ようやく手元にやってきました。

いよいよジムニー納車! 初乗りのリアル感想

注文していたスズキの正式代理店 Gilmore Motors に引き取りに行く日がやってきました。

あれだ! 店の外から車を見た時が、一番ドキドキした瞬間だったと思います。

ジムニーは小さい車なので、大きな人にはやっぱり窮屈だと思います。でもジムニーよりも背の低い私なら、ちょうどぴったりw

では、初乗りの感想はどうだったでしょうか。まず、代理店から家まで、15kmくらいを乗ってみた感想は。正直言って、ポジティブなものばかりではありませんでした。それは:

ーめっちゃ揺れる! サスペンションが硬いからだと思うけど、道路のちょっとした凹凸を全部拾ってる。
ー揺れて酔いそう! 特にコーナリングで横揺れする。
ーアクセルをしっかり踏み込まないと、動かない。
ー高いので、左右がしっかり見えて、パーキングの時に安心感がある。
ー全体に短いので、くるくる回って、良い感じにパーキングできる。

これ・・・大丈夫か!? 買う前に10分くらいしか試乗せず、「ま、大丈夫だろう」と思っていたのですが、実は乗り物酔いを非常にしやすい私、かなり心配になりました。今後は助手席や後ろ座席は絶対ダメだな、私と同様に乗り物酔いしやすい娘を後ろに乗せても大丈夫だろうか!? などといろいろ考えながら帰宅。

家族に「どう? どう?」と見せびらかした後、コッソリと「ジムニー 揺れる」などで検索をした結果、「ジムニーはそういう車です」という回答であることが判明。ただ、運転技術次第では、そんなに気になるほどの揺れでもないらしい。

「これはきっと、新しい車で大緊張していたし、慣れないことも原因だったろう。よし、絶対慣れてやる!」と決意しました。

娘(14才)の初乗りリアル感想は?

翌日、夕方の空が綺麗だったので、娘を誘って近くの海岸へ。娘は「おお〜!」と喜んでいましたが、戻ってきての感想は:

ー思ったより小さくて、荷物が入らなそうで不便。
ー友達をたくさん乗せられない。

いや、そうなんですよ。何もかも車に押し込んでおいて、「荷物置き場」にしていた今までのカーライフを、ミニマリズムに変えなくてはならないんです。

でも、それも目的のひとつなんだよ!? 要らないものを持たないで、選び抜いた必要なもの・好きなものだけで暮らしていくという方向への、大転換なんだよ? それを車から始めようと実は思っているんだよ。それもジムニー選択のひとつの理由です。

不便かもしれないけど、大事なときに、大事なものだけを積んで、大事なところへ行きたい。そう思います。

例えば、こういう景色は、私には大事なもの。

走った距離は5分くらいなんですが、2回目でもあり、田舎道で緊張がそれほど大きくなかったからか、揺れは感じましたが気になるほどではなかったです! これなら大丈夫! 長距離とか、坂道とか、まだ走っていないところはいろいろありますが、少しずつ乗り方をマスターしていきたいと思います。

ジムニー・・・・絵になるじゃん(←自画自賛)。

次は、最初に買ったアクセサリーなどについて、報告しますね!

それではまた。Ka kite ano!(See you again!)

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