バレンタインデーも近づいてきましたね! 今回は、美味しいチョコレートレシピを探している方に、ニュージーランド超セレブシェフのレシピをさらにアレンジした(甘すぎるので砂糖を減らした)、美味しいデーツ入りチョコレートブラウニーを作ります。
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 27/1000
Kia Ora! うちだいずみです。
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ、27個目の今回は、NZセレブ料理人アナベル・ラングベインさんをご紹介しましょう。
アナベルさんのレシピ本からインスパイアされたチョコレートブラウニーも作ります!
超セレブ料理人アナベル・ラングベインさんとは?
何を隠そう、私はとにかく料理本を見るのが大好き。以前は本屋で「あれも買いたい、これも買いたい」と悶々としながら立ち読みをしていましたが、ニュージーランドの本はとっても高い。なかなか買えません。
そんなある日「そうだ、図書館で借りれば全部読めるじゃない!」と気づき、以来週に1〜2冊は図書館から料理本を借りてきて、寝る前とか、お風呂の中とかでパラパラと読んでいます。
だけど、これだけ読んでいても、実際に自分で作ったり、レパートリーに入れていくレシピって、そんなにないんですよね・・・。立派な本をいっぱい読んでるのに、レパートリーがちっとも増えず、残念に思っていたんです。
しかし、ある日、図書館の人がこう言ってくれました。「レシピ本って、1冊に1つ、使えるレシピがあったら、上等よ」と。
そう聞いて以来、私はいっぺんに気が楽になり、大量の料理本を流し読みしています。
そうした中で、1冊1つどころか、いくつもの「使えるレシピ」を提供してくれる料理人さんがいます。
それが、ニュージーランドを代表するセレブシェフ、アナベル・ラングベインさんです。
アナベルさんは、一言で言えば、「ニュージーランドの栗原はるみ」。料理本を始め、自分の名前のついた料理雑誌、料理番組、ライフスタイル提案など多方面に展開していて、料理番組などは世界80か国で放映されたほどなんです。
図書館でも常に人気で、なかなか借りられないのですが、先日珍しく、まとめて棚にありました。
栗原はるみさんは「ゆとり」をキーワードに展開していますが、アナベルさんの場合は「Free Range(フリーレンジ:放し飼い)」がキーワード。
これ、ただフリーレンジの鳥とか豚を食べましょう、ということではなく、調理する側の「人間も自由(フリー)であるべき」ということをメッセージとしているように思います。
というのは、アナベルさんは、もともとヒッピー。フェミニスト。消費生活反対、家庭生活に縛られるのなんて嫌、とデモに参加したりする女性だったんです。
仲間と野菜を作り、自分で狩りや漁をする生活を続け、やがて大学でも園芸学を学ぶんでいます。
ひたすら料理を学んだ、というわけではなく、いろいろな経験や知識を統合していった先が料理だった、というシェフです。そう考えてみると、とてもニュージーランド人っぽい(笑)
私がアナベルさんの本を初めて手に入れたのは、実は1998年とかなり前です。この本「Best of Annabel Langbein : Great Food for Busy Lives」は、美味しいソースやスパイスミックス、レシピなどを、いろいろな展開で使っていて、とても応用の効くレシピ集なんです。最近まで知らなかったんですが、その年の国内ベスト料理本にも選べられているんですって。
この本、今は絶版になっていますね。
今、アナベルさんが関わる本は、みんな分厚くて、60ドルとか70ドルとかするのですが、やっぱり読んでみると作りやすくて美味しそうなレシピがいっぱい。
そして探してみたら、1冊だけ、買いやすい本がありましたよ! Kindle版(英語です)なので、1,491円。これは安い! すごいお得です!
アナベル風チョコレートブラウニー(砂糖半減!)
この中に、「究極のチョコレートブラウニー」というレシピがあって、これがしっとり・濃厚で周りに大好評なのです。
しかし、私には甘すぎたので、砂糖を半減し、配合と作り方を変えたものを、こちらにご紹介します↓
濃厚チョコレートブラウニー(アナベル風)
30cmx24cmの角型用です。大量にできますので、パーティなどにもどうぞ。
- 400 g 干しデーツ(ナツメヤシ)
- 200 g バター
- 200 cc 熱湯
- 小さじ1/2 杯 ベーキングソーダ
- 250 cc ブラウンシュガー
- 125g 小麦粉
- 4 個 卵
- 小さじ1 杯 バニラエッセンス
- 小さじ1 杯 ベーキングパウダー
- 250 cc ココアパウダー(無糖) (必ずふるう)
- 250 g ダークチョコレート (削っておく)
- オーブンは160度に熱しておく。型に軽くバターを塗っておくか、ベーキングペーパーを敷いておく。
- デーツを細かく切り、バターは1cm角くらいに切って、ボールに混ぜて入れ、ベーキングソーダを入れ、そこに熱湯を注いで、バターが溶けるまで混ぜる。溶けたらそのまま30分ほど置いておく。
- その間に、チョコレートを、形が残る程度に刻んでおく(あるいはチョコチップもオッケー)。
- 別ボウルに小麦粉、ふるったココアパウダー、ベーキングパウダーを入れて混ぜる。
- 常温に戻ったデーツ&バターミックス(これが超美味しい!)をチェックして、大きすぎる塊があったらフォーク等でつぶす。
- (5)に卵、バニラエッセンスを入れてよく混ぜる。
- ドロドロした(6)に(4)の粉類を入れて混ぜる。
- (7)に(3)で刻んだチョコレートを混ぜる(今回は、一部とっておいて、上にトッピングしました)
- 型に入れ、40〜50分ほど焼く。真ん中に竹串を刺して種がついてこなければ大丈夫(チョコはついてきます)。また、端っこは型から外れやすくなっているはずです。
- 型に入れたまま冷やし、冷えたら3cm〜5cm角に切る。30個くらいはできます。クリームなどを添えて出しても美味しい。
焼けました〜!(30cmx24cmというのがなかったので、2つの入れ物に分けて焼きました。
超濃厚なチョコレート/カカオ味ですので、小さめのものを1切れ食べただけで、満足ですよ!
しっとりする秘密は、デーツとバター
このケーキの特徴は、何と言ってもデーツ。ビタミン・ミネラル豊富なスーパーフードとして知られていますが、独特の強い甘みがあまり好きでない方もいるかも。
でも、このレシピはドカンと入れたココアパウダーのおかげで、デーツの旨味と甘味だけが残ってる感じ。おそらく、デーツが入っているとは、ほとんどの人には分かりません。そして、しっとりします。
また、途中でデーツとバターを一緒に火にかけるんですが、このデーツバターがもう、気が狂いそうに美味しいです! ここでいっぱい「味見」しすぎないようにしてくださいね(笑)
やっぱり、アナベル・ラングベインのレシピ、いい!!(変えちゃってるけど・・・)
アナベル・ラングベインさんの謎?
あと、最後になりますが、最近アナベルさんのことでつくづく思うこと2つ。
1)アナベルさんの勝負服は、青(本などの表紙を見て)。
2)アナベルさんを最初に見たのはもう20年も前なんだけど、20年前よりも若返って綺麗なのはどういうこと? お金、ゆとり、人気、スタイリスト、メイクアップ、そういうのが輝きを与えてるってこと?
・・・・・・・・・私もがんばって綺麗に年をとらないと!(笑)
チョコレートケーキ、美味しかった、とたくさんの人に言ってもらえました!
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