【ウィッチクラフト】南半球2月1日は、ラマス(収穫祭)。コーンドールとパンで恵みに感謝!

Kia Ora!  うちだいずみです。

先日、地元のウィッチグループ(魔女会)の集まりがあり、ラマス(Lammas)を祝いました。

ラマス・・・聞いたことありますか? 私はウィッチグループに入るまで知らなかったです(笑)

今回は、このラマスについてご紹介しましょう。

英語圏で祝われるパンの収穫祭であり、ケルト神ルグの祭り

ラマスは、もともと古英語の”hlaf-maesse”から来た言葉で、意味的としては “loaf masse” すなわちパンの祭儀を意味していて、穀物の収穫に際して神に感謝を捧げる日です。英語圏での収穫祭、と考えていいと思います。

北半球では8月1日に、南半球では2月1日に祝われます。まだ夏の最中、収穫が始まったばかりの時に行われるのは、日本とちょっと違いますね。

ラマスはキリスト教のお祝いの日とされていて、その年に収穫された穀物で焼いたパンを、最初に教会に持って行く、という風習があったそうです。

しかし、キリスト教の祝日となる前に、すでにペーガン(異教)で祝われていて、例えばケルトの技芸神であるルグ(ルー)を祝うルグナサド(Lughnasadh)としても知られています。

アイルランドの技術と芸術の神ルグ

とうもろこし人形を作ってみよう

私たちのウィッチグループはキリスト教系ではないので、ペーガンとしてのお祝いでした。

お祝いの仕方としては、様々な種類のパンを焼く、とうもろこしの皮で作った人形コーンドールや、りんごをベースとしたキャンドルで家を飾るなどがあり、もちろん、収穫したものを楽しく食べるというワクワクする日でもあります。

私たちは、とうもろこし人形を作りました!

とうもろこしの皮がいっぱい。それに近くにあった花とか、草も使います。

どうやって作るの?・・・とかいうことは、誰も聞かず(笑) てんでんに、好きなように、手の動くままに作っていきます。

途中で「失敗した・・・でもいいか!」とやり直したり、続けたり。楽しく作ればそれでオッケーです!

こんな感じにできました!

私のは、三つ編みしている左の子。薬効のあるハーブ、ヤロウの白いお花で飾っています。
みんな、個性があって、可愛いかったです!

とうもろこし人形を、収穫されたプラムやグレープフルーツ、パンやケーキやクラッカーと一緒に並べて、改めて感謝します。

このとうもろこし人形は、ケルト民族の習慣では、春の訪れを祝うインボルグの日(北半球では2月1日、南半球では8月1日ーつまり半年後)までとっておき、ともろこし畑へ埋め返して、とうもろこしの精霊の帰還=良い収穫を祈るのだそうです。

季節と一緒に暮らす日々を

日本には、中国から来た七十二候の考え方があり、季節の微妙な変化を自然の変化と兼ね合わせてカレンダーにしています。

ニュージーランドのカレンダーは、ここまで細かいものはないと思うのですが、マオリの星見カレンダーはおそらく詳しいんじゃないかな、と思います。

ヨーロッパのカレンダーだったり、マオリのカレンダーだったり、色々混ぜこぜではありますが、ニュージーランドらしい(そしてダニーデンらしい)自然と暮らすカレンダー、自分でも作ってみたいな、と思いました。

それではまた! Ka kite ano! (See you again!)

 

 

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