ニュージーランドは、実はペンギン大国。特に私の住んでいるダニーデン にはキンメペンギンとブルーペンギンのコロニーがあるし、海岸を歩いていて出くわすこともあるんです。
そんなペンギン・パラダイスから、ペンギン名言とペンギン写真を集めた本が出ました!
目次
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 51/1000
Kia Ora! うちだいずみです。
ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ、51個目の今回は、ペンギンファンから、すでに熱いレビューを得ている本、 “Waddle :A Book of Fun for Penguin Lovers (Animal Happiness) “をご紹介しましょう。
世界のペンギンの半分以上が、ニュージーランドにいる!?
世界には、ペンギンが17〜20種類くらいいる(科学者によって分類が違う)と言われています。このうち、13種類はニュージーランドの領海内で確認されています! つまり、南極と南米のペンギン以外、ほとんどがいるんです。
なので、ニュージーランドはペンギン研究も盛ん。
今年10回目を迎える世界的なペンギン権威の集まる学会、国際ペンギン会議も、もともとはダニーデン にあるオタゴ大学から始まっています。
そして、今日ご紹介する本は、このペンギン学会の創始者のひとりであり、「プロフェッサー・ペンギン」と異名をとるロイド・スペンサー・デイビス教授の書いたものなんです!
オタゴ大学書店で開かれた出版記念会で、ロイド教授の話を聞いてきました。
ペンギン研究者ならではの、ペンギン名言集!
ロイド教授は、以前からペンギンの本を書いています。例えば、アデリーペンギンの目からみた南極の1年を描いた1冊目の本「Penguin: A Season in the Life of the Adelie Penguin」は国内のベスト・ファーストブックを受賞、次に書いた「The Plight of the Penguin」はNZポストの主催する児童書賞で2002年のベスト本に選ばれています。
そんなロイド教授に、出版社から「ペンギン写真とペンギン名言で本を作らないか?」という打診があったとき、正直いうと「そんなに時間もかからないだろうから、やってみるか」という気軽な気持ちで受けたそうです。
ところが、実際にペンギン名言を探してみると、なかなか選べない!
いや、世の中にたくさんペンギンについて語った言葉はあるでしょうが、プロフェッサー・ペンギンが認めることのできる、納得のいく名言が見つからなくて、「思ったよりもはるかに時間がかかってしまった・・・」とのこと。
そりゃそうですよね。ペンギンの生態を知り尽くしているわけですから、間違ったこととか、見当はずれのことは言えないですよ!
その苦労の結果、完成したこの本は、今、ロイド教授が驚くほどの注目を集めています。
「今まで一所懸命に書いた本のどれよりも、圧倒的に人気なんだよ! 先週もラジオインタビューなどが10以上、今週も同じくらいのインタビューが予定されている」そうです。
なんでそんなに注目を集めているのか。その秘密は、オーストラリアのラジオインタビュアーの言葉から推測することができます。
「『あなたに脱帽ですよ。なにしろ、この本を読み終わったら、私もペンギンのことを大事に思う気持ちになっていましたからね!』って、インタビュアーに言われたんだ。僕はもちろん、いつも心の奥で、ペンギンのことを知ってもらって、守ってもらいたいと思っているから、こう言われて嬉しかったよ」
私もサインしてもらいました!
“Very best wishes to a fellow lover of Nature!(自然を愛する仲間へ)”って書いてくれたよ。
どんなペンギン名言が入っているのか、ちょっぴりご紹介!
では、本の中身をちょっとご紹介していきましょう。
ペンギンの生態にからめた名言ばかりじゃないので、勉強っぽい感じではありません!
“Everyone has their weaknesses Some people smoke. I collect stuffed penguins. If you won’t tell, I won’t. — Laurell K. Hamilton, Author”
「人はすべて、弱みを持っている。タバコを吸う人もいる。私は、ペンギンのぬいぐるみを集めている。もし、あなたが秘密を守ってくれるなら、私も誰にも言わない」ーローレル・K・ハミルトン(作家)
Gentoo penguins mate for life.
Whereas Adelie penguins prostitute themselves for rocks. I’d like to be your Gentoo penguin
Penny Reid, Author
「ジェンツーペンギンは、生涯同じ相手とつれ合う。一方アデリーペンギンは、石をあげればついていっちゃう。私はあなたのジェンツーペンギンになりたいの」ーペニー・リード(作家)
And so you ask yourself:
“If a penguin can have a worthwhile, stimulating relathinship, why the hell can’t I?”
Bradley Trevor Greive, Author
「そして、自分に問いかける。もし、ペンギンに、意味のある、刺激的な交際ができるなら、どうして俺にはできないんだ、と」
自然フェスティバルWild Dunedin チームも応援中!
人口12万人ほどの小さな街としては、珍しい自然と、たくさんの自然関係者が集まっているダニーデン 。
今年の4月22日〜28日にはWild Dunedinという自然フェスティバルも開催されることになっていて、私もチームに入っています。
今回のロイド教授の出版記念会もチームで応援してきました!
このWild Dunedin自然フェスティバル、無料・割引付きツアー等の楽しい自然イベントが目白押しで、イベントによってはすぐに埋まってしまうものもあります。なので、Friend of Wild Dunedinというグループ(無料)に登録しておくと、先にプログラムをもらえて、すぐ予約することができます! 早めに、ぜひ登録してくださいね!
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