ニュージーランドの4週間ロックダウン、折り返し点を過ぎ、15日目を迎えました。
目次
折り返し点を過ぎて、振り返ること
必要最低限以外は外出しない、会って話すのは家族だけというロックダウン生活が始まって、15日目となりました。
ニュージーランドのロックダウン対策は、今の所大変うまくいっていると言えましょう。昨日はおよそ4000名を検査して、陽性が見つかったのは29名。今週は67名→54名→50名→29名と確実に減ってきています。これまでの合計は1239名。ジャシンダ・アーダーン首相によれば、ロックダウンをしたときに、最悪1万名の感染が予想されていたと言いますから、成果が見えてきていると言っていいでしょう。
そして、何よりも有り難いのは、死者がまだ1名しか出ていないこと。感染は心配ですが、生命の危機という大きなストレスにならないですんでいるのです。
ジャシンダ首相は、住民の強力に感謝しつつ、まだ油断はできないと繰り返し言っています。ちょっぴり、ご紹介しましょう。
https://twitter.com/KagiyaIzumi/status/1248191068144693250
私は、今つくづく、ニュージーランドに住んで、政府を信頼して暮らせることの有り難さを痛感しています。
しかし、実を言うと、そういう安心感のある国に住んでいても、やはり影響は受けているのです。ロックダウンがはじまる少し前から、私は夜中に急に目が覚めてしまう、そしてそのまま眠れないということが何度もありました。また、コロナ関係と思われる夢もたくさん見ています。
自分で言うのもなんですが、卓越した「鈍感力」を誇る私でさえもこうなのですから、きっと気持ちが落ち込んでしまう人もいると思います。
それで今は、当たり前だと思っていいと思います。現在、そして将来に不安がある中で、なんとかみんな、やりくりしているんだという状況だと思って、「Be kind(互いに思いやりを持とう)」しかないと思います。
あとは、くだらないモノなどを見て大笑いすることかな! 私のオススメは、とりあえずこの2つです。
何度見ても、癒される〜(^^)
買い物
今日は、買い物に行きました。
どうやら、ダニーデン市内の大きなスーパーでは、入店するのに2メートルの距離を置きながら1列に並び、その後もレジで長い行列を待たなくてはならないらしいです。
オーガニックショップでは、あらかじめ電話で注文をしておいて、それを店員さんがまとめて袋に入れてドアの外に置き、支払いもドアの外でするとか。
しかし、私が行く郊外ポートチャルマーズのFour Squareは、消毒液を置き、レジに並ぶ時は少々離れてはいますが、基本的にいつも通りのショッピングでした。
隣のおばあさんの買い物も一緒にするので、なんだかまた、いっぱい買ってしまった。
今日の新聞記事で、ロックダウン以降、ポテトチップス、チョコレート、ブルーチーズ、甘いお菓子、クロワッサンなどのコンフォート・フードが売れていると書いてありましたが、私も知らないうちにチョコがバスケットに入ってました!
空っぽの街
買い物ついでにポートチャルマーズの街を裏の方も散歩したのですが、港が本当に空っぽで、普段見られない風景でした。
誰もいない!
ここは、クルーズ船が寄港すると、観光客がピックアップするバスでいっぱいになる場所。クジラの絵の書いてある大きな建物は、クルーズ先客が通る税関のような場所になっています。夏は大混雑しています。
ここは、材木置き場です。このサッカーのゴールのようなものは、材木を支えるもの。普段は、広い空間に材木が山と積まれているのです。空っぽになっているのを初めて見ました。
灰色の空、空っぽの街。ちょっと寂しい気持ちになったところに、真っ赤なナナカマドの実がついているのが見えました。何か、希望を感じさせる、真っ赤な色でした。色って、気持ちに左右するなあ。つくづく思い、今日のインスタに投稿しました。
今晩もコンフォート・フードだ、ライスグラタンだ
コンフォート・フードとは、食べるとほっとするもの。これは文化によって異なると思いますが、英語圏では糖分・脂肪分・塩分・炭水化物などが多い「がっつりしたもの」が多い、と私は解釈しています。
私自身のコンフォート・フードは、白米・塩ジャケ、漬物、味噌汁、生卵、納豆あたりでしょうか。
しかし、我が家は夫がドイツ人、娘がニュージーランド人(←娘の自覚)。完全に西洋のコンフォート・フードが好きなのです。
私も、ロックダウンしてから、せめて食事は楽しませてあげたいという気持ちが普段より強いらしく、ラムロースト、バターチキン、牛丼、ソーセージとポテト、スパゲティカルボナーラなど、とにかくがっつり系のコンフォート・フードを延々と作っています。
今日も、気づいたらその方向へ・・。ライスグラタンを作りました。
まず、ソーセージと野菜を炒め、トマトペースト、トマトケチャップ、カレー粉と塩胡椒でカレー味にして、そこに炊いた米を入れました。
オーブン容器にカレー味のライスを入れ、その上に茹でた卵の薄切りを乗せます。
さらに、昨日作っておいたホワイトソースで覆います。
オーブンで25分ほど焼いて、出来上がり!
いやあ、カロリーありまくり・・・。
夫は、ライスグラタンなど見たことも聞いたこともなかったようですが、「不思議なものだね」と言いながら食べ続け、やっぱり気に入って、おかわりしてました(笑) 「これはいいね」と、米料理を普段好まない夫が珍しく喜んでます。
結婚して16年にもなると、やはり好みは分かるものだなあ、と実感。
さあ、がっつり食べちゃったから、明日もちゃんと、お散歩しなくては!
4/9 15日目のインスタグラム
ポートチャルマーズの街を歩いているときに撮影した、ナナカマド。勇気付けられました。
そして、もう1枚は、Lockdown前に撮影したシロビタイアジサシの若鳥。魚とれたよ!
それではまた! Stay safe! Ka kite ano!
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