年に1度のエグい旨味 青いトマトのパスタ

子供の頃、納豆が嫌いでした・・・ 大人になったら、大好きになりました!
子供の頃、ニンニクが嫌いでした・・・ 大人になったら、大好きになりました!
今回の食べ物も、ちょっとそんな感じかな!?
<!–more–>

ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 38/1000

Kia Ora!  うちだいずみです。

ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ、38個目の今回は、「MOTTAINAI精神全開!」、青いトマトのパスタをご紹介します。

 

 

 

 

 

我が家には、贅沢なことに、トマト専用温室があります(苗も端っこの方で育てますが、トマトが目的で建てました!)。

おかげでトマトが赤くなりはじめる1月から、冬至間近の6月まで、なんと半年間もトマトを食べ続けることができるんです。

こちら、先週までの様子⇩

 

 

 

ね、まだ元気でしょう?

しかし、さすがに最近は日も短くなって、なかなかトマトも赤くならず、味もイマイチ。

温室の土も、休めて、補充して、来年に備えたほうがいい・・・ということで、先週末、全部抜いて、クリーンアップをしました。

でもね、青いトマトが、まだいっぱいあるんですよ! もったいないんです、せっかくなったのに!

ほらね、こんなにいっぱい⇩

 

 

 

 

この青いトマト、エグみ、酸味、苦味みたいなものが混ざったような、独特のクセがあるんです。 英語で言うと、tangy(タンギー)な感じ….

そのために、ちょっと食べ方に工夫が必要です。

 

青いトマトの一番有名な食べ方は、衣をつけて揚げる/揚げ焼きにする フライド・グリーン・トマト。

映画のタイトルにもなっている有名なアメリカ南部のレシピなんですが、私は揚げ物をするのが面倒なので、これはパス。

 

そこで、昨年はスープにしたんですが、エグみのあるものを飲むのはあまり美味しくなく(←)、ジャガイモを入れたり、クリームを入れてなんとか食べきったんですが、どうもイマイチだったんです。

そこで今年は、簡単に、まずオーブンで焼いてしてしまうことにしました。

しかも、赤いのや、黄色いの(これも熟してます)を一緒にして、青いトマトのえぐみを緩和するようにしました。

 

オーブンを180度に設定して、30分くらい。何も足しません。手間いらず!

 

 

 

カラフルで、結構いい感じ!

でも、見てお分かりのように、青いトマトは破裂していません。やっぱり、ぎゅっと縮こまって、食べられたくない感がありますね(笑) 可愛いやつ。

このローストトマト、このまま食べてもオッケーですが、今回は、パスタソースにしてみました。

すでにトマトのジュースがいい感じに出ているので、鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて香りが出るまで炒め、トマトを加えてから、オレガノ、タイム、ローズマリーなどのハーブも一つかみくらい入れました⇩

 

 

 

これを、茹でたパスタに絡めるだけです。

パスタの甘みのおかげで、青いトマト独特の酸味というか、エグみが緩和され、いい感じの大人の味になります。

パスタの個性が強いので、メインも味がしっかりしたものにしようと、ベーコン巻きのハンバーグにしました。

 

 

 

大好評でした!( ̄▽ ̄)

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

 

でも、青いトマトって食べても大丈夫なの?

………..そういう心の声をサクッと無視して調理してしまいましたが、この機会に調べてみました。

 

結論から言いますと…….

めちゃくちゃ敏感な人は食べないほうが良さそうです。

 

アバウトな言い方ですみませんアセアセ 何に敏感なのか、分からないですよねアセアセ

どうやら、胃が弱いとか、腸が弱いという方は、青いトマトを食べてからお腹が痛くなったり、下痢をしたりする可能性があるらしいのです。

 

でも、深刻な問題を起こすほどではないそうですよ。

そして、普通の食生活ができる方は、全然食べてオッケー!

 

トマトはナス科の植物で、自分の身を守るために、かなり強めの毒を持っています。

この毒は、毒性グルコアルカロイドと呼ばれる成分で、中でもトマトに特有のものはトマチンリンゴと言います(名前が超カワイイんですけど・・・)。

 

トマチンリンゴは、花・葉・茎・青い実・・・・・の順で量が減り、赤い完熟果実になると、ほとんど無視できる量になっていきます。こちらのサイトを参考にさせていただくと、実に極端な違いだということが分かります。

花(1100 mg/kg)
葉(975 mg/kg)
茎(896 mg/kg)
未熟果実(465 mg/kg)
熟した青い果実(48 mg/kg)
完熟果実(0.4 mg/kg)

 

50kgの人間にとって、トマチンリンゴの半致死量(半分死にかけっていうことですね?)は、1.6g程だそうです。

この青い実でそれだけのトマチンリンゴを集めるには、33kgも食べなくてはならないとのこと! 赤いトマトではこれがさらに激増して、4000kgも食べなくてはならないそうですよ!

。。。。。。いや、それは無理です。たとえ大食い選手権の優勝者でも無理です。

なので、基本、食べて大丈夫ですって!(良かった……)

我が家の青いトマトは、今回はほぼ1回で消費終了! 簡単なので、来年もローストトマト/トマトパスタに決めました(笑)

 

また春が来て、トマトを育てる日々が楽しみです(^^)/

大人には好評だったけど、娘には青いトマト、不人気でした…..。エグみの旨味が分かるようになるのは、まだしばらく先だね、娘よ…..。

関連記事

  1. ここが重要ポイント! 薪(たきぎ)を積み方を教えます

  2. 【ニュージーランド Lockdown 日記】 19日目(4/13)虹、…

  3. ニュージーランドの夏休み乗馬スクール2〜嵐のアドベンチャー編

  4. 【ニュージーランド Lockdown 日記】 8日目(4/2) ピワ…

  5. 【Photo tips】ライブハウスでの撮影のコツと編集例(基本編1)…

  6. NZ の庭には、どんな鳥が来るの? 見分け方をGarden Bird …

  7. 2019年夏。ニュージーランドの飛べないオウム・カカポが大繁殖中! 

  8. ニュージーランドのクリスマスツリー、ラタとポフツカワの違いはどこ?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。




最近の記事 おすすめ記事

著書・共著