朝焼け写真の撮影なら今! 秋の朝は忙しいのです。

ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ 35/1000

Kia Ora! うちだいずみです。

 

ニュージーランドの遊び方を1000個見つけるブログ、35回目の今回は、今の時期にやめられないとまらない、朝焼け/日の出撮影についてご紹介しましょう。

 

だいたい私は、毎朝6時に起きて、1時間くらい自分の1番したい仕事とか、本を読むのが日課です。仕事にもっとも能率の良い、ゴールデンタイムです。

 

それから7時すぎに娘を起こし、お弁当と朝ごはんを用意して、8時15分くらいには家を出て、車で学校まで送っていきます。

 

ところが、最近は様子が違います。

 

今日の日の出は7時24分。ということは、6時を過ぎる頃から、朝焼けが始まってしまうのです。

 

そうなると、写真を撮るのが大好きな私は、どうしても綺麗で綺麗でしょうがなく、いつもソワソワ。お仕事タイムが朝焼け撮影タイムに変わってしまいます(笑)

 

例えば、昨日はこんな感じです(我が家はオタゴ湾に面し、向かいにはハーバーコーン(Harbour Cone=港の三角山)という整った姿の火山性の丘が見えます)。

 

朝6時48分。少し明るくなり始めた空、青のグラデーションが微妙で素敵。ハーバーコーンのシルエットがくっきり見えていて、家々の明かりもまだはっきり見えて可愛い。その上、手前を明かりをつけた船が通って行きました。シャッターチャンスです↓

 

 

6時49分。船が通り過ぎた後。船なしバージョンも撮らなくては↓

 

 

それからしばらく、本を読んでいたんですが、次第に空に赤みが差してきました。もうすでに朝6時50分です↓

 

 

さあ、7時を過ぎたから娘を起こして、お弁当を作りましょう。で、キッチンで仕事を始めて、ふと目を上げると、わあ、ちょうど日の出で、朝焼けが鮮やか! すでに朝7時30分です。娘はまだ起きてこない(また寝てしまったらしい)。起こしに行かなくちゃいけないけど、まずは写真を撮っておかないと↓

 

 

冬は、ハーバーコーンのすぐ左から日が昇っているのですが、だいぶ日の出の位置が動いて、木の真後ろから出てきています。シルエットが見事なので、クローズアップを撮らなければ。朝7時32分です↓

 

 

また、丘の上の木のシルエットと、赤のグラデーション、それに雲の黒味もドラマチックです。撮っておかないと。7時32分です↓

 

 

うーん、今日も素晴らしい朝だった。さ、ご飯ご飯。娘も起きてきたし、お弁当も仕上げなくっちゃ。

 

と、朝ごはんを一緒に食べて、さあ、片付けよう、と思って外を見たら、あ、日の光が雲を通して放射状に伸びている! またカメラを出さなくては。朝8時1分です↓

 

 

 

これはやはり、この光のラインをきっちりクローズアップで撮っておかないとね。8時3分です↓

 

 

そんなこんなしているうちに、家を出る時間になるのですが、何かをちょっとしては、カメラを出してパチパチ。カメラをしまってちょっと経って、また出してパチパチ。

 

何とも慌ただしい朝になってしまうのです。とほほ。

 

毎日、「今日はもう、いいや。また昨日と大して変わらないよね」と思うのですが、翌日、つまり今朝は・・・・

 

昨日とは雲が違うので明るいし、潮の引き方が違うじゃないですか! 同じ朝は、2度と来ないのです。撮影しないと。 朝6時56分です↓

 

 

・・・・と、またまた、忙しい朝の始まりとなってしまうのです!!

 

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では、なんで「今の時期」かというと、これはニュージーランド、特に私の住んでいるダニーデンの位置に関係します。

 

ダニーデンは、緯度でいうと南緯45度52分のところにあります。これ、日本の緯度と比べてみると、北海道の最北端・宗谷岬が北緯45度31分なので、それよりも極に近い、ということになってしまうんです。

 

つまり、極に近いということは、日の長さが1年の間に大きく変わり、日の出・日の入りも見やすい時期と見にくい時期があるのです。

 

例えば、12月21日、日本の冬至の日はニュージーランドの夏至にあたります。この日は日の出が朝5時43分、日の入りが夜9時28分です。昼の長さは、なんと15時間44分。1日の2/3は昼なのです。なので、朝が早すぎて、朝焼けを見るとか、無理。夕焼けはかなりの確率で見ることができますが。

 

一方、6月21日は日本の夏至、ニュージーランドの冬至にあたります。この日は日の出が8時20分、日の入りが夜4時59分。昼の長さは、8時間39分しかありません。つまり、1日の1/3くらいしか、昼がないのです。これは、ちょうど家を出なくてはならない時間で、忙しいのです。

 

私の今までの経験では、3月から4月にかけての朝焼けが、いちばんきれい。

 

とはいえ、3月は1か月に1時間半も昼の時間が減ってしまい、朝もどんどん遅くなります。それなのに朝焼けを見てるヒマあるの?

 

それが、サマータイム/ウィンタータイムの切り替えがこの時期にあるのです。なので、だんだんと朝が遅くなってきて、家を出なくてはならない時間に朝焼けが始まりそうになると、1時間タイムが遅くなって、またちょうど朝焼けをちょうど見てから、家を出る、という具合になるのです。

 

なので、あと1ヶ月半くらいは、なんだかバタバタしながら、朝を過ごすことになります。

 

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さて、このように沢山の写真をひたすら、ほとんど自分のために撮り続けていたのですが(時々仕事に使っていた)、最近、人のお勧めもあって、実はインスタグラムを始めました!

 

NZの生活などを撮ったものと、ダニーデンの自然に特化したものの2つをほぼ同時に1か月くらい前に始め、ありがたいことにどちらも600人、700人とフォローしていただいています。

 

良かったら、チェックしてみてくださいm(_ _ )m

NZの生活など→izumi_nz

 

ダニーデンの自然紹介→dunedinwildlife_nz

 

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最後にもう一つ。

 

今日ご紹介した朝焼けは、割とおとなしいものなんですが、時々本当に、真っ赤に染まるような見事な朝焼けが見られます。最近では、こんな感じ(これよりもっと、燃えるような空になることもあります)↓

 

 

こんな赤い空を見ると、私は、いつも亡くなった母を思い出します。母が最後にニュージーランドに来てくれた時、朝焼けがすごく鮮やかだった日があったのです。それを見て、母は「こんな綺麗な朝焼け、初めて見た」と言いました。

 

私は、自分が小学4年生くらいの時に、母と二人で宮崎の都井岬に行って、その時見た燃えるような空を強烈に覚えているので、「あの時の朝焼けも綺麗だったよ」というと、母が「それは夕焼けだった」と言うのでした。

 

私はてっきり朝焼けだと思っていたのですが、夕焼けだったのか…. そう言われれば、そうかもしれません。今みたいに、ぱちぱち写真を撮る時代じゃなかったし、母はカメラも持っていなかったから何も記録はないけど、大事なものはちゃんと心に残るんだな、母もちゃんと覚えてるんだな、と嬉しく思いました。

 

写真は楽しいけど、これからも、撮影する時の「気持ち」を何よりも大事にしていきたいと思います。

 

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