
F4.0 S1/500 ISO 12800 600mm
私の夫はバンドマン。
若い時からアイリッシュフォーク・バンドに入っていたらしいんですが、ここ6年ほどは地元でオリジナル曲を作っているスコット・クレナーというミュージーシャンのバンドに入って、マンドリンを弾いています。
1ヶ月に1回くらい、ライブもあるので、そういう時は私がカメラマン。
音楽ライブを撮り続けていたら、次第に他のバンドの音楽イベントにも呼ばれるようになってきました。
多いときには1日に1万枚以上撮影したことも!
そこで、私の経験からわかってきた、ライブ撮影時のコツをご紹介していきたいと思います。
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暗いライブハウスでは画質を思い切って諦め、ISOを上げる
ライブで使うカメラですが、静かな空間の場合はシャッター音がしないように、ミラーレス。賑やかなライブハウスの場合には1眼も使います(1眼を使う場合に関しては、また別の機会に)。
私の愛用ミラーレスは、SONY RX10-IV。ツァイス バリオ・ゾナーT* 24-600mm F2.4-4.0の高倍率ズームレンズを搭載しているので、ステージから多少の距離がある場所からでも、ミュージシャンに迫ることができます。
ライブ会場は暗いので、とても難しいんですが、できるだけミュージシャンの表情に肉迫した写真を撮りたい!というのが私のモットー。そのために、実は、まず最初にISO(感度)を目一杯あげています。
日中の屋外のISOが100だとして、ライブ会場で私が使うISOは6000〜12500が多いです。画質は落ちますが、そうしておけば、ブレません。私はミュージシャンの目元をシャープにとらえたいので、画質よりピントを優先しています。
次に、ミュージシャンは常に動いているので、撮影はシャッタースピード優先(S)モードにして、シャッタースピードは200〜500としています。ISOとシャッタースピードを決めたら、テスト撮影をして、ブレないか、暗すぎないかをチェックします。数枚に1枚ブレるくらいならば、良しとしています。
そして、モードは高速連写に設定します。ライブ会場は光が常に変わりますし、ミュージーシャンも動いているので、狙えるポジションを取ったら、連写で最高の瞬間を逃さないようにします。
こうして撮影すると、多少ざらつきのある写真となりますが、白黒にするとかえって味が出たりします。
次はいよいよ、編集です。
ライブ写真の加工・編集で違ったムードを楽しむ
今回は、白黒、青み強調、赤み今強調の3種類を仕上げてみました。
あなたは、どれがいいと思いますか?
私は、実はみんな好きなんです。写真/編集に正解はありません。
ただ、どれを最終的に使うかは、画像を使うシチュエーション(コンテキスト)と並びによって決めています。
雰囲気を暖かくしたければ赤系を、ライトの赤や青を強調したければ青系を、カッコいい感じにしたければ白黒を、さらに一緒に使う写真とのバランスを見て決めています。
ミュージーシャンが見せる一瞬の表情を捉えられたときが、ライブフォトグラファーとして嬉しい瞬間です。
クローズアップをブレなく撮ることを最重視し、ISOを8000〜12800にアップ。
撮影モードは、シャッタースピード優先(S)で、ブレを抑えるには1/500くらいが望ましいが、1/200くらいでないと暗すぎてしまうこともある。
演奏の邪魔にならないように、基本フラッシュは使わない。
暗い中での撮影は、瞬時の判断を必要とするので、いい練習になるのでおすすめ!
ご主人がバンドマンで 奥さんがカメラマンなんて素敵ですね~!
娘がダンスを習っていますが やはり動いている被写体を上手に撮れるようになりたい!写真の勉強をしたいと思いながらもっぱら 携帯のカメラばかりですが ブログを読みながら 写真の勉強したい熱が上がってきています
Yukoさん、コメントありがとうございました❤️
携帯カメラも便利ですよね! 私が携帯を使ってライブ撮影するのは、かなり対象物に寄れる時が多いですね。そして、動画が多いかなー。静止画ズームなどはいまいち画質に不満が残ってしまいますね。
手持ちの機材をまずはいろいろ使ってみて、何を撮るときにどれをどう使うか、決め込んで行くといいと思いますよ。
娘さんのダンス、撮れるように応援しますね! また良かったらコメントお願いします(^^)
一眼レフが買ったものの、ほとんど普通のカメラと同じ使い方しかしていません。。ライブにはライフに合った撮り方があるんですね。
すごい技術と知識ですね。愛犬を取るのに色々と参考にさせていただきたいと思いました!
ノエルさん、コメントありがとうございます❤️
愛犬を撮りたいんですね。というと、座っているときなどは露出( A)優先モードで、目元などのポイントをマニュアルフォーカスで。動いているときはシャッタースピード(S)優先モードで、オートフォーカスと連写を駆使するといいと思いますよ(^^)
特に、シャッタースピード(S)優先モードで、いい動きが撮れると、感動だと思います(^^)
ご参考まで!